リアルガチで、こんなところに日本人?的な体験、私あります。

フィリピン、どんなイメージをあなたは持っていますか?日本に働きに来ているフィリピン人も多いですね。電車の中でも、タガログ語、よく耳にします。

♬名も知らぬ遠き島より、流れよる椰子の実ひとつ♬

フィリピンのイメージはヤシの木、海、あとは何?

私の旦那はフィリピン人です。共通の知人の紹介で知り合い、結婚しました。当初は日本で生活しようかという話になっていたのですが、何故だか私がフィリピンに行くことになりました。

首都はメトロマニラ(NCR)で、マニラではありません。マニラ市はマニラ首都圏の一つの市なんです。マカティ市には、日本からの商社マンとその家族が住むような高層マンションやホテルが立ち並んでいます。

旦那が住んでいたのは、そんな都市部から離れたモンタルバンのさらに山奥のマスカップというところ。

日本大使館に結婚届を出しに行って、「リサール州、モンタルバン、マスカップ」と住所を伝えたら、「これで本当に郵便物が届くんですか?」と窓口のお兄さんに言われてしましました。そう思うのも無理はない。番地、ないんですから。

私が行ったばかりのころは、電気なし、水道なし、ガスはプロパンガス。電気はその後、大きな自家発電機がマスカップに設置されたので、使えるようになりました。水は井戸から汲んでこなければなりません。お風呂はというと、もともとフィリピンのバスルームには湯船はありません。シャワーといっても、多くはポリバケツに水をためて、ひしゃくで浴びるというスタイル。

マスカップは川があるので、川がお風呂代わりです。想像できます?川でシャンプーもすれば体も洗うし、洗濯だってします。電気なければ洗濯機なんかないですからね。桃太郎か!

さすがに桃は流れて来ませんでしたが、一度、オクラが一本流れてきたことがありましたね。上流で誰かが洗っていたのでしょうか?

夜は蛍が飛ぶような、自然に囲まれた中での生活でした。あなたはたえられそうですか?

おめでたい話2

韓国に嫁に行った友人からメールが届きました。つい最近、秋田の実家に里帰りをしていて、韓国に戻る前に新宿で会って、晩御飯を食べたばかりでした。

その時はおくびにも出さなかったのに、なんと、妊娠したというのです。いや~、めでたい!

彼女も私同様、晩婚でなかなか子供ができず、去年だったか、やっと妊娠できたかと思ったら、流産をしてしまっていました。

韓国は儒教の国なので、とても年長者を大切にします。嫁に行った彼女にとって、最も大切にすべきなのはお姑さん。そのへんのことは、彼女も心得て接していたはずですが、日本人の嫁が気に入らなかったのか、嫁いびりのようなこともあったようです。流産した後もいたわってもらえなかったみたいですし。

旦那は優しい良い人なのですが、やはりお母さんを立てるので、彼女が助けを求めても、そこのところは取り合ってもらえなかったようです。

でも、よく頑張ってきたなあ。頭が下がります。このおめでたは、今まで頑張ったご褒美のよう。

先日会ってご飯を食べた時も、早く韓国に帰りたいと言うんですよ。色々大変な思いもしてきたのだろうけれど、それを乗り越えられたから、出た言葉なんだろうと思います。う~ん、自分が彼女の立場だったらどうかな?

実は私も旦那が外国人で、たくさんカルチャーショックを受けて大変な思いもしましたが、彼女のような、お姑さんとの葛藤はありませんでしたね。

とにかく、高齢出産になるので、今度は十分に気を付けて、元気な赤ちゃんを産んでほしいと祈っています。お姑さん、お嫁さんをいたわってあげてね。

 

介護ヘルパーはサービス業か?

仕事はすべてサービス業と呼べるのではないかと、私は思ってます。提供するものは、目に見えるもの、目に見えないもの、様々ですが、その代価として、たいていの場合は、お金が支払われます。

サービスを施す側と受ける側の、ギブアンドテイクが成立します。

さて、介護ヘルパーは介護にかかわる様々なサービスを提供し、報酬を受け取るわけですから、立派なサービス業と言えるのでしょう。

でも、ある人が言った、「ヘルパーはサービス業なのに、それが分かっていない」に、非常に腹が立ちました。「介護の人って、たいてい上から目線でものを言う」と。

この人の言うサービスは、私の考えるサービスとはどうやら、異なるようです。私に向かって言った言葉ではないのですが、そのニュアンスから、私とは理解の仕方が違う人なのだと分かりました。

私は自費のヘルパーで、この人のお母さんのお世話をしています。この人は毎日、お母さんのお世話をしている、まあ、孝行娘なのですが、どうも要求が強い。

介護サービスを受けるようになってから、もうかなりの年月が経つので、受け慣れしてしまったというか。そうなると、要求が強くなり、かえって人材の確保が難しくなってしまう。話を聞いていると、「ん?」というようなこともあるのですが、口には出せません。

お母さんに良いサービスを受けさせたいという気持ちは、理解できますよ、でも、なんでも自分の理想通りにしようというのは、ダメでしょう。

看護師さんや、リハビリさんも変わったし(変わらされた?)、自費のヘルパーさんも長続きしなかったり、ある事業所は、担当できるへるぱーがいないと、事業所ごと撤退してしまったり。そんな前科があります。

ケアマネージャーさんにとっても、扱いにくい利用者さんだろうと思います。利用者さんであるお母さんは認知症の末期で、言葉も話せませんから、扱いにくいのは、利用者さんじゃなくて、ご家族なのですけど。

報酬はお金だけじゃありません。お金を払うほうが優位に立っているかのような錯覚をして、要求ばかりされると、その人のためにサービスを続けようという気持ちになれなくなってしまう。

ヘルパー、その立場は、いなきゃ困るはずなのに、あまり評価されていないのかもしれません。

 

おめでたい話

介護ヘルパーというと、高齢者だけを対象にしていると思われるかもしれませんが、そうではありません。障害者支援をすることもあるんですよ。

精神障害者の場合もあるし、身体障害者の場合もあります。この場合は、障害者保健の対象ということになって、介護保険制度とは違った扱いになります。

介護保険の利用者さんは基本的に年配の方が多く、中には残念ながら亡くなられる方も少なくありません。その他にも、転倒して入院したとか、自宅での生活が難しくなって、施設に入ることになったとか。そんなうれしくないニュースが圧倒的に多いのが現実です。

障害者支援の利用者さんは、年齢的に下がります。30代の方もいます。

で、最近、おめでたい話がありました。

視覚障害のある利用者さんなのですが、お宅に伺うと、「びっくりする報告があるんだ」と突然言われました。何事かと思ったら、「実は、結婚することになった」と。

話好きで、ご自分のこともいろいろ話してくださる方なのですが、そんな話はまったく出ていなかったので、そりゃもう、びっくり!

でも、それと同時にすごく嬉しくて、「めでたい!」を連発。他人事ながら、幸せな気分になりました。ヘルパーを始めて、こんなめでたい話は初めてです。こういうびっくりだったら、いつでも大歓迎です(^^♪

片方の目は強度の弱視、もう片方は全く見えない障害を抱えながらも、すごくパワフルで前向きに道を切り開いていく彼女は、私よりずいぶんと年下なのですが、非常に良い刺激を受けています。

大変なことも多いけど、こんなサプライズもあって、ヘルパーの仕事は、なかなか毎日が刺激的です。