頻尿、あなたは大丈夫?改善法、あります。

介護ヘルパーは利用者さんのお宅を訪問するわけですが、訪問先で頂き物をしないことが原則になっています。例えば、お茶とかですね。それは、先方の手を煩わさないということが第一ですが、ヘルパー自身を守るためでもあります。

以前に、あるお宅でお茶を出されました。認知症が結構進んでしまっている一人暮らしの女性のお宅です。ふっと湯飲みを見ると、口紅がくっきり。ゲゲッと思いましたが、飲むふりをして、速やかにその湯飲みは洗いました。

トイレも、よっぽどのことがない限り、借りることはありません。そこで問題になるのは、トイレに行くタイミングです。気兼ねなく使えるようなところがあればいいのですが、必ずしもそうではないし、時間的に難しい時もある。

そのために、行けるときに行っておこう、ということになります。その習慣ができてしまったのか、以前に比べてトイレに行く回数が増えたような気がしていました。

夜中も下手をすると、二時間おきにトイレに起きるなんていうこともあり、そうなると、寝た気がしません。

頻尿なのかな、やだなあ、薬が必要なのかな、と思っていたのですが、先日たまたま見ていたテレビで頻尿の改善法をやっていて、試してみると、それが効果てきめん!

その方法って、どんなものだと思いますか?

とっても簡単。お宅に健康竹踏み(正式名称かな?)はありませんか?それを1回、三分間ほど踏むことです。テレビでは一日何回と言っていたか忘れてしまいました。私が購入した竹踏みの説明文には、朝と夕方と書いてあります。あ、でもそれは頻尿改善のための説明ではないですね。

私は寝る前に踏んでいます。そうしたら、その夜から、トイレに起きる回数がぐっと減りました。目覚めもスッキリ!

足の裏と膀胱との関係もテレビでは説明されていました。毎日続けていると、足の裏が柔らかくなって、軟骨のような物が出っ張っているようだったのが、知らにうちに無くなっていました。

健康竹踏み、あなどれません。あなたがもし、私と同じ悩みをお持ちなら、ぜひお試しあれ。

 

 

100歳 あなたはあと何年ありますか?

100歳、あなたの周りにそんな方はいらっしゃいますか?1世紀を生きて抜いてきた方たちです。

私が伺っている利用者さんの中に、2人、100歳の方がいらっしゃいます。

100歳になると、敬老の日に、国と都道府県と市区町村から、賞状と記念品が贈られるんですよ、ご存知でした?

お二人とも女性です。頭もはっきりとされています。さすがにベッドで過ごされることが多いですが、特別に病気があるわけでもなく、穏やかに静かに過ごされています。

今日はそのうちのお一人のお宅に伺いました。来週、101歳になります。最近ちょっと食が細くなってきて心配していますが、無事にお誕生日を迎えられますように、祈っています。

そのほかにあと一人、今現在99歳、年が明けると100歳になられる利用者がいて、この方は週に2回、デイサービスに出かけています。シルバーカーという手押し車を押しながら、自分で歩かれます。髪も白髪ですが、ふさふさとしています。お顔のツヤもいい。

どういう心持ちで生きていったら、こんなふうに元気で100歳まで生きられるのでしょうね。そう、元気で生きるということが、絶対です。

ご本人の意識はないのに、ご家族の意向で、延命措置をされている利用者さんに付き添ったこともあります。ご家族としてみれば、1日でも長く生きてほしいという願いがあってのことでしょうが、見ていて辛いものがありました。

ヘルパーという仕事を通して、命と向き合っているんだと、実感させられることもあります。命の尊厳なんていうことも考えたりしますね。

明日はもう一人の100歳の利用者さんのところに伺います。

あなたはあと、何年ありますか?

自転車と私

あなたは自転車に乗りますか?乗っているとしたら、電動アシストでしょうか?

訪問介護ヘルパーにとって、自転車はなくてはならないものです。私の愛車は二代目。一代目はタイヤもブレーキもボロボロになって、引退しました。

初代はギアチェンジもできなければ、点灯も自動ではありませんでしたが、さすがに商売道具なので、二代目は六段変速で、自動点灯するものを選びました。

自動点灯だと、電気がついていてもかなり軽い。とっても楽です。LEDなので明るいですしね。夜道は本当に危険です。無灯火の自転車、結構多いんですよ。どうしてだろう?あなたは大丈夫ですか?ヒヤっとすることがしばしばありますよ。

買い替えるとき、電動アシスト車も考えました。坂道でも楽だそうです。しかし、一日にかなりの距離を走ることになるので、途中で充電切れ、なんてことになったらどうします?車体自体かなり重いですからね、そんなのを押して歩くなんて目も当てられませんので、諦めました。

ヘルパーの仕事は、盆暮れ正月、関係ありません。その相棒である自転車君は、雨の日も風の日も、時には大雪の中も走らなければなりません。かなりの重労働を強いています。

利用者さんの買い物を代行することもあるのですが、ありえないだろう、と思うような重たい荷物を運ばなければならないこともあります。あまりの重さに、まっすぐに走れない、なんてことも。ごめんね、頑張ってね、とブツブツ言いながら走らせています。

たまにはきれいに磨かなきゃね。明日も一日、よろしくお願いします。

 

 

 

ヘルパーが感じること

こんにちは、訪問介護ヘルパーのサナエと申します。ヘルパーになってもう5年です。人様の役に立つ仕事がしたい!なんて格好のいいことを思って始めましたが、いやあ、これがなかなか…もちろん、うれしいこともたくさんありますよ。本当です。

あなたは介護の仕事にどんなイメージを持っていますか?あなたの周りに介護を必要とする方はいらっしゃいませんか。

私は母を大学生の時にガンで亡くし、父も介護を必要としないまま亡くなったので、自分の身内を介護した経験がありません。

介護の対象になる方は年配の方がもちろん中心になります。介護というと認知症を思い浮かべるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

あまり知られていないかもしれませんが、要介護認定を受ける前に、要支援という段階があります。まだ、介護は必要としてはいないけれど、支援は欲しい。

例えば、私の利用者さんでいうと、脳梗塞を起こして左半身に若干マヒが残り、一人で思うようにお掃除ができなかったり、入浴時に一人では危ないので助けが必要というような場合ですね。

東京では一人暮らしをされている高齢者が、驚くほどたくさんいらっしゃいます。多くの方が、人様に迷惑をかけずに生活したいと思っていらっしゃいます。子どもさんがいても、家庭を持っていれば、それぞれの生活があるので、迷惑をかけたくないと、ご自分は細々と暮らしていらっしゃる、そんな姿も拝見します。訪問介護ヘルパーはそんな方たちに寄り添う立場なのかもしれません。

人生の先輩たちの姿を見ながら、日々、精進しなければと思いますね。その方その方の生きざまが表れていると感じます。