介護ヘルパーはサービス業か?

仕事はすべてサービス業と呼べるのではないかと、私は思ってます。提供するものは、目に見えるもの、目に見えないもの、様々ですが、その代価として、たいていの場合は、お金が支払われます。

サービスを施す側と受ける側の、ギブアンドテイクが成立します。

さて、介護ヘルパーは介護にかかわる様々なサービスを提供し、報酬を受け取るわけですから、立派なサービス業と言えるのでしょう。

でも、ある人が言った、「ヘルパーはサービス業なのに、それが分かっていない」に、非常に腹が立ちました。「介護の人って、たいてい上から目線でものを言う」と。

この人の言うサービスは、私の考えるサービスとはどうやら、異なるようです。私に向かって言った言葉ではないのですが、そのニュアンスから、私とは理解の仕方が違う人なのだと分かりました。

私は自費のヘルパーで、この人のお母さんのお世話をしています。この人は毎日、お母さんのお世話をしている、まあ、孝行娘なのですが、どうも要求が強い。

介護サービスを受けるようになってから、もうかなりの年月が経つので、受け慣れしてしまったというか。そうなると、要求が強くなり、かえって人材の確保が難しくなってしまう。話を聞いていると、「ん?」というようなこともあるのですが、口には出せません。

お母さんに良いサービスを受けさせたいという気持ちは、理解できますよ、でも、なんでも自分の理想通りにしようというのは、ダメでしょう。

看護師さんや、リハビリさんも変わったし(変わらされた?)、自費のヘルパーさんも長続きしなかったり、ある事業所は、担当できるへるぱーがいないと、事業所ごと撤退してしまったり。そんな前科があります。

ケアマネージャーさんにとっても、扱いにくい利用者さんだろうと思います。利用者さんであるお母さんは認知症の末期で、言葉も話せませんから、扱いにくいのは、利用者さんじゃなくて、ご家族なのですけど。

報酬はお金だけじゃありません。お金を払うほうが優位に立っているかのような錯覚をして、要求ばかりされると、その人のためにサービスを続けようという気持ちになれなくなってしまう。

ヘルパー、その立場は、いなきゃ困るはずなのに、あまり評価されていないのかもしれません。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です