100歳 あなたはあと何年ありますか?

100歳、あなたの周りにそんな方はいらっしゃいますか?1世紀を生きて抜いてきた方たちです。

私が伺っている利用者さんの中に、2人、100歳の方がいらっしゃいます。

100歳になると、敬老の日に、国と都道府県と市区町村から、賞状と記念品が贈られるんですよ、ご存知でした?

お二人とも女性です。頭もはっきりとされています。さすがにベッドで過ごされることが多いですが、特別に病気があるわけでもなく、穏やかに静かに過ごされています。

今日はそのうちのお一人のお宅に伺いました。来週、101歳になります。最近ちょっと食が細くなってきて心配していますが、無事にお誕生日を迎えられますように、祈っています。

そのほかにあと一人、今現在99歳、年が明けると100歳になられる利用者がいて、この方は週に2回、デイサービスに出かけています。シルバーカーという手押し車を押しながら、自分で歩かれます。髪も白髪ですが、ふさふさとしています。お顔のツヤもいい。

どういう心持ちで生きていったら、こんなふうに元気で100歳まで生きられるのでしょうね。そう、元気で生きるということが、絶対です。

ご本人の意識はないのに、ご家族の意向で、延命措置をされている利用者さんに付き添ったこともあります。ご家族としてみれば、1日でも長く生きてほしいという願いがあってのことでしょうが、見ていて辛いものがありました。

ヘルパーという仕事を通して、命と向き合っているんだと、実感させられることもあります。命の尊厳なんていうことも考えたりしますね。

明日はもう一人の100歳の利用者さんのところに伺います。

あなたはあと、何年ありますか?

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